仕事力

心に響く自己啓発

「憎めない人」は出世するのでしょうか?

ムーギー・キム著「最強の働き方」(東洋経済新報社 2016年)は、一流の働き方の心得を約380ページに渡って述べられた著作です。

しかし、第1章の章末コラムによると、「憎めない人」、言い換えると「まわりと温かい人間関係を築いた人」でないと、一流の働き方の心得を実践するだけでは出世できないことが述べられています。

そもそも「いい人」でなければ、本書で書かれているさまざまな一流の心得を実践したところで、周囲に人が集まってきて支えてくれたり、引き上げてくれたりという機会は一切回ってこない。

一流を目指すには、「一流の働き方の心得」の実践が必要条件だとすれば、「憎めない人」になることは十分条件に当るものと解釈できます。

僕が長年、勤務した総務や人事の仕事は、社員にネガティブなお願いをすることも多々あるので、社員から「嫌なやつ」だと見られがちです。僕に「憎めない人」と感じてもらう人徳があったらよかったのになあと、つくづく思います。

ところで、テレワークが普及しつつあり、仕事のやり方が変わってきました。また、メタバースも開発が進みつつあります。

リアルの世界においてフェイス・トゥ・フェイスでの関係を構築してきたであろう「憎めない人」は、今後も活躍するのでしょうか。それとも、異なる人徳の持ち主が優位に立つのでしょうか。

 

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