仕事力

心に響く自己啓発

「ビッグロックの法則」を深く考えると?

「ビッグロックの法則」は、様々な大きさの石や砂を壺の中に詰める寓話です。

まず壺に大きな石から入れていき、それから小石や砂を詰めると、すべての石がうまく収まります。

しかし、小さな石や砂を先に入れて、あとから大きな石を入れようとしても入らなくなってしまいます。

これは、「重要なことから着手しなさい」という例え話です。些細なことから着手すると、重要なことを成就できなくなってしまいます。

 

グレッグ・マキューンさんは著書「エフォートレス思考」(かんき出版 2021年)の中で、こんな問題を提起しています。

もしも大きな石が多すぎたら、どうするのか。もしも絶対やりたいことが、瓶(=壺)の大きさにまったく収まらないとしたら?

このような問題に対処するヒントが、著書「エフォートレス思考」に述べられています。

僕はサラリーマン時代、大きな石が多すぎる経験をしたことが少なくとも二度あったと思います。大きな石に加えて、小石や砂も多かったです。

仕事の応援をしてもらったり、担当職務を軽減してもらったりして苦境を乗り越えました。上司や仲間に助けてもらいました。

今から思うと、反省することがあります。いくつかの大きな石はもう少し早く着手できたのです。それらを先に済ませておくと、壺に石が収まったかもしれません。

大きな石が多すぎる場合の対処法として、三つのやり方があると、僕は思います。

① 職務の分担替えによって、大きな石を減らす。

② 着手時期を早めたり遅らせたりして、大きな石が一度にまとまらないようにする。

③ 迅速、正確に処理できる能力を身につける。

現実的で、かつ自己責任で取り組めるのは、②の方法です。時間管理や工程管理が大切だと思います。

と同時に、③のように、毎日、実務や自己啓発の中で能力向上を習慣づけることも大事でしょう。