書名:ザ・ロイヤルファミリー
著者:早見和真(はやみ かずまさ)
出版社:新潮社
出版年:2019年
中央競馬を題材にした物語である。主人公は、馬主の秘書。税理士から転職した人だ。
この著書を原作とした日曜劇場のドラマを3回目くらいまで観て、ぜひ原作を読んでみたいと思った。
馬主が所有するロイヤルホープという愛馬は、G1レースに出場し惜しいところまでがんばるのだが、どうしても優勝できない。次はどうなるのかと、惹きつけられてしまった。
原作とドラマでは、設定や構成に多少の違いがあるが、あまり気にならない。「ロイヤルファミリー」という書名は、多彩な意味合いを含んでいる。家族、レースに臨む仲間たち、人と馬、血統など。それぞれの「継承」という言葉がテーマになると思う。
ドラマや原作を楽しんでいる方々に対してネタバレにならないよう配慮しつつも、原作で僕の心に刺さったのは、次の一節である。
最後に私の番が回ってきました。直前まではみなさまと同じように強引に笑顔を作っていましたが、”ファミリー”と一対一で対面したら、ダメでした。”ホープ”の頃からの思い出が一気によみがえり、涙が噴き出します。
ドラマを鑑賞して、あるいは、原作を読んで、みなさんはどんな場面で感動なさるのでしょうか。