拙宅の壁紙に30センチほど、切腹したような亀裂が縦に入った。建築後20年近くなるのだが、初めて壁紙がはがれた。
日曜大工が不得手な僕は、とりあえず壁紙補修に関するユーチューブをいくつか視聴した。
1 接着する面の汚れを取る
2 壁紙用の糊を使用する。壁紙用のものは、寒暖差などの影響を受けても、伸縮するからはがれにくいのだ。
3 接着面に糊を付けて5分待ってから、壁紙を接着する。
4 ローラーで壁紙を軽く押さえて仕上げる。
要点はこんなところだろう。僕はホームセンターで1000円程度の壁紙補修用セットを購入して、壁紙貼りを実施した。
簡単に補修ができたと、誤解を招くかもしれない。実際は一つひとつの工程に時間をかけて、ヒヤヒヤドキドキしながら作業を遂行した。
一つコツを覚えると、応用できるものだ。
上履き用のスリッパの底がパクっと開いてしまった。そのスリッパは妻が履いているもので、「スリッパを買い替えようか」と言ってきた。
「底がくっついたら、まだ履く気があるの」と、僕は聞いた。「もちろん」とのこと。
僕はスリッパのはがれた面に壁紙用の糊を付けて、重しを置いて乾燥させた。補修が完了したスリッパを妻に履いてもらった。「ありがとう」とのこと。
僕はドヤ顔で「壁紙用の糊は伸縮するから、はがれにくい」と説明した。役立たずの僕だが、このたびは役に立ったようだ。