2022-10-01から1ヶ月間の記事一覧
書名:お金で読み解く世界のニュース 著者:大村大次郎 出版社:PHP研究所(PHP新書) 出版年:2022年 著者は元国税調査官です。 この本は、「お金」の背景から、主として戦後の世界史を論じ、最後に著者のビジョンを表明されています。ここでは、アメ…
細谷功さんの著書「仕事に生かす地頭力」(ちくま文庫 2015年)は、思考力の向上に大いに役立つと思います。 まず、基本的な思考法として「Why→What→How」で考えなさいと述べられています。 Whyは理由、原因、目的などを、WhatはそのWhy…
デザイナーの佐藤オオキさんは、著書「問題解決ラボ」(日経ビジネス人文庫 2020)の中で、「デメリットを信頼に変えていく伝え方のコツがある」と述べておられます。 それは、たとえ1%でもデメリットがあれば必ずオープンにするということ。 責任逃れや保…
脳科学者の茂木健一郎さんは、著書「結果を出せる人になる!『すぐやる脳』のつくり方」の中で、人が「頑張っている」時には脳の前頭葉の回路が働いていると述べられています。また、その回路は、エネルギーの総量が決まっているそうです。 頑張ろうという気…
ヤクルト・スワローズで活躍された宮本慎也さんはこう述べられました。 好きで始めた野球だけど、プロに入った瞬間に野球が仕事になった。最近は「楽しみたい」と言うけど、僕は野球を楽しむなんてできない。仕事として19年間、向き合ってきたことが誇りと…
トイレの小便器の上に、「いつもきれいにご使用いただき、ありがとうございます。一歩前に…」などと書かれた紙がよく貼られています。 デザイナーの佐藤オオキさんは、「半歩前に」と書かれた紙をたまたま見て、いい感覚だなと思ったそうです。著書「問題解…
ポストイットは貼ったり剥がしたりできる付箋のことですが、その用途にプラスアルファされた効果を説明します。 コピーライターの川上徹也さんは、著書「文章の鬼100則」(明日香出版社 2021年)の中で、サム・ヒューストン州立大学のランディ・ガーナー…
論文名:従業員が仕事に愛情を持てる職場をつくる 著者:マーカス・バッキンガム(ADPリサーチ・インスティチュート人材・パフォーマンス部門長) 出典:DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー2022年8月号 ダイヤモンド社 発表年:2022年 【あら…
ブログを更新する間隔が開いてしまいましたが、僕自身は「気が抜けた」わけではありません。 「気が抜けたビール」とは、炭酸ガスという気体が抜けてしまったビールのことを言います。一般的に美味しいと思う人は少ないでしょう。 コピーライターの川上徹也…
「スタグフレーション」とは、景気後退と物価上昇が同時進行する経済現象のことを言います。 「職業的スタグフレーション」は、デイル・ドーテン著「仕事は楽しいかね?」(きこ書房 2001年)で用いられた著者独自の名称です。経済現象のスタグフレーション…
創意工夫とは何でしょうか。オズボーンのチェックリストでしょうか。KJ法でしょうか。ブレーンストーミングでしょうか。 しかし、これらは発想のツールに過ぎません。 堺屋太一さんの著書「地上最大の行事 万国博覧会」(光文社新書 2018年)を読んで、僕…
田坂広志さんの著書「仕事の技法」(講談社現代新書 2016年)に記されている事例を参考にして説明します。 ある朝、重要で緊急かつ煩雑な仕事を遂行する必要が生じました。課長は、表情や雰囲気に厳しさをにじませながら、AさんとBさんを呼びました。 そし…
ハーバード大学では「交渉」を学問的にとらえて、ロースクールで交渉術を教えているそうです。齋藤孝さんと射手矢好雄(いてや よしお)さんの対談で綴られた著書「うまくいく人はいつも交渉上手」(講談社+α文庫 2014年)で、僕はそのことを知りました。 …
書名:待ち遠しい 著者:柴崎友香(しばさき ともか) 出版社:毎日新聞出版 出版年:2019年 美しい背表紙の本です。 文章表現も絵を描いているように感じられました。 背表紙には、草花が生い茂った庭の中に三人の女性がいます。三人は次の女性たちだと思わ…