仕事力

心に響く自己啓発

事前準備はするが、取り越し苦労はしない

事前準備と取り越し苦労は、似て非なるものです。

角川国語辞典によりますと、取り越し苦労とは「将来のことについて、よけいな心配をすること」と記されています。状況確認が不十分なのに「こんな問題が起きたらどうしよう、失敗したらどうしよう」と取り越し苦労をし、無駄にエネルギーを使ってしまうことがあります。問題点があいまいになっているのです。これでは、よく眠れません。

一方、事前準備は、状況を想定して対策を考え、段取りして本番に備えることです。たとえば、段取りに関する資料を作成することや会議の想定問答集を作成すること、さらにそれらを綿密に検討することが当たるでしょう。これは、明確な方向への努力です。事前準備すると、よく眠れることでしょう。

重要なのは、取り越し苦労をせずに、事前準備をすることです。何となく不安になったら「これは取り越し苦労かな」と考え、「事前準備をしよう」と頭を切り替えなければなりません。

取り越し苦労して悩まない、事前準備をして労力の有効活用をしようと、常々習慣にすることが大切でしょう。

実は、僕にはクヨクヨする癖があります。そのため僕は、万一失敗した場合の覚悟をしたり失敗した時の対策を考えたりします。こういう心構えや思考をしておくと、気持ちがちょっと楽になるみたいです。