仕事力

心に響く自己啓発

将来の心配で心が乱されるとき、どうしたらいいのでしょうか?

デール・カーネギーさんが著した「道は開ける」(創元社 文庫版 2016年)という本は、悩みの克服方法について多くのエピソードが綴られています。この本は、僕の自己管理の手引書になっています。

こういう言葉が記されています。

過去と未来を鉄の扉で閉ざせ。今日一日の区切りで生きよう。

この言葉の意味を娘に伝えたくなりました。

娘は、育児と来年度からの幼稚園のことで思い悩んでいます。

子供が幼稚園に入れたとしても、ご飯はしっかり食べるか、トイレは大丈夫か、友達はできるか、上手くやっていけるか、悩んでいます。毎日、育児や家事で忙しい中、来年のことを心配しています。加えて、育児が上手くいかなかった過去のことも悔やんでいます。

そのため、「今日、一日の区切りで生きる」知恵を娘に伝えたいと思っているのです。

僕は、前日の夜か、当日の朝に「今日実行すべきこと」を紙に書いています。

本日ですと、妻が外出しているので、「お風呂掃除、食器洗い、植木に水やり、洗濯物干し、スーパーへ買い物」をメモしています。これらの用事を終えれば、読書などの自分の時間となります。用事を一つひとつ片付ければ、ちょっとした達成感も味わえます。

勤務していたときも同様です。「今日実行すべきこと」に優先順位をつけて紙に書いていました。

もちろん、手帳に未来の予定や過去の出来事を書き込みますが、その上で今日やるべきことに焦点を絞って活動しています。未来や過去のことを考えすぎても、脳が疲れるだけです。

「今日、一日の区切りで生きる」ことは、自己管理のための大切な知恵ではないでしょうか。