仕事力

心に響く自己啓発

故意でなくても、企業秘密は守らなければならないのでしょうか?

企業秘密を守ることは、どの部署においても大切なことですが、ここでは、僕の経験が長い「総務」という立場から説明します。

「総務」は、社員の履歴や給与などの個人情報のほか、会社の法律問題、人事問題、財務問題などの機密に関することを、他の部門以上にたくさん取り扱っています。

仕事を遂行ためには、会社の役員、社員や外部の取引先から信頼を得ることも重要です。

「総務」は、「○○してはいけない。△△しなければならない」と社員や取引先などに指導することが多いため、一般に嫌われ役になります。しかし、それだけに会社の内外の皆さんと親しくして、社員や取引先などの言動や動向にも注意を払わなければなりません。

総務担当者の不注意で社員の個人情報や会社の機密情報をポロッと漏らしたら、どうなりますか。いくら仕事が「迅速・正確・親切」にできても、「信頼」が一気に「不信」に変わってしまいます。

秘密を守ることがいちばん大事だと、僕は思っています。

故意に機密情報を漏らすというのは論外です。

問題は不注意で機密情報を漏らしてしまうことです。機密の仕事をしている途中で席をはずす時などに注意してくださいね。パソコンは大丈夫ですか。デスクの上に機密情報が人に見られる状態になっていませんか。

繰り返しになりますが、まず「扱っている秘密を守る」ということを心がけましょう。