仕事力

心に響く自己啓発

「1.01と0.99の法則」とは何でしょうか?

三木谷浩史さんは、著書「成功のコンセプト」(幻冬舎 2007年)の中で、次のように述べられています。

改善という言葉についた手垢に惑わされてはいけない。

1.01の365乗はいくつになるか計算してみるといい。1日1%のわずかな改善であっても、1年続ければ元の37倍以上になるのだ。

 

逆に、1日1%とわずかに怠けたとすると、1年では0.99の365乗で、0.026になります。

1.01と0.99の差は、たった0.02です。けれども、このわずかな差を積み重ねると、大きな違いが生まれるという例え話です。これが、「1.01と0.99の法則」です。

法則というより「教訓」といえましょう。累乗計算することが果たして適切だろうかと疑問も残ります。

しかしながら、「日々の積み重ね」が大切であることは間違いありません。毎日、昨日より1%努力しようという心構えで習慣化すれば、素晴らしいことが起こりそうです。

僕は1%の上乗せとは言いません。たとえ0.1%でも上乗せした努力を長い人生で続けられたらいいなあと、そう思っています。