仕事力

心に響く自己啓発

ゴルフの上達と仕事の上達は、関連性があるのでしょうか?

サラリーマン時代にお仕えした上司が、ゴルフについてこう語っていました。

1ラウンド、グロス100以上のスコアでは何事にも努力が足りない。90以下のスコアでは遊び過ぎで仕事をやっていないと(ご見解はさまざまだと思いますが)。

だいぶ以前、僕はゴルフをやっていました。ほとんど練習をせず、レッスンも受けずにゴルフコースを回りました。結果は申すに及びません。僕は、練習期間が短く経験年数だけが長かったです。

ゴルフは経験が長いからといって必ずしも上手いとは限りません。経験が余りなくてもゴルフが上手な人もいらっしゃいます。運動神経や身体の柔軟さなどの素質もありましょう。ですが、上手くなる人は見えない所で努力されていることが多いのではないでしょうか。

職場の同僚に、「どうしてゴルフが上手くなれたのですか。」と聞いたことがありました。その同僚は、「だいたい毎週、練習場でゴルフのレッスンを受けて練習しています。費用は○○円くらいかかるけど、上手くなるためにやっているんですよ。」と親切に教えてくれました。上手くなろうとする姿勢と努力が僕とは違うなあ、と感心しました。

でも、感心している場合ではないですね。仕事も、ゴルフと同じことが言えるのではないでしょうか。

工夫を凝らさず単に業務経験を積むだけでは、おそらく仕事力がなかなか向上しないでしょう。目標を立てて、仕事を実践し、結果を検証し、その検証したことを教訓にして、新たな目標を立てて試みる。仕事の経験を活かすには、PDCAのサイクルを繰り返し回していくことが必要なのです。

「トライ・アンド・エラーを繰り返せ」と言う人もいます。パフォーマンスが低下した野球選手の指導に定評があった野村克也さんは、「野村再生工場」(角川ONEテーマ21 2008年)という著書の中で「『失敗』と書いて、『せいちょう』と読む」と述べておられます。

組織の運営においてはもちろんですが、自らにおいても成長するための行動を習慣にして自己変革していきたいものです。

 

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