お酒に酔うと僕はつい朗らかになって、受け狙いで止めどなくしゃべりすぎる傾向があります。これは、人の話を聞かない一種の悪い酒癖でしょう。
普段は、「7つの習慣」(スティーブン・R・コヴィー著)という著書に記されている「理解してから理解される」という教訓を念頭に置いて人の話を聞き、一定の成果を上げることができるのですが、悪い癖が出てしまいます。
デール・カーネギーさんも著書「人を動かす 文庫版」(創元社 2016年)の中で、人に好かれるには「聞き手にまわる」ことが大切だと述べています。しかし、世間には次のような癖の持ち主がいて、人に好かれないと言っています。
一、相手の話を、決して長くは聞かない。
一、終始自分のことだけを話す。
一、相手が話している間に、何か意見があれば、すぐに相手の話をさえぎる。
一、相手はこちらより頭の回転が鈍い。そんな人間の下らないおしゃべりをいつまでも聞いている必要はない。話の途中で遠慮なく口をはさむ。
思い当たるところがあります。お酒に酔うと、口のほうは活発になるですが、耳が留守になってしまいます。耳が痛い話です。
改善策としては、僕はこう考えています。
1 「理解してから理解される」や「聞き手にまわる」という教訓を繰り返し繰り返し思い出し、このような教訓を忘れない。
2 「謙虚」という態度も忘れない。
3 酒に弱いことを自覚して酒量を控える。
いい歳をして情けないですが、悪かったと気づいたらすぐに改めるべきです。今からでも努力を怠らず、前に進むしかありません。