自己表現の態度にはアグレッシブ、ノンアサーティブ、アサーティブの三つのタイプがあると言われています。
第一のアグレッシブとは、自分の気持ちや意見を一方的に主張する攻撃的な自己表現で、良好な人間関係を築きにくい傾向にあります。
第二のノンアサーティブとは、自分の意見を主張せず受け身に徹するタイプで、アグレッシブとは真逆です。そのため、不満やストレスをため込んでしまう恐れがあります。
第三のアサーティブとは、相手の立場や主張も尊重して、自分の意見や要求を誠実に、率直に、対等に表現できるタイプです。円滑な人間関係を構築するためには、最良の態度だと言えます。
アサーティブに近づくためには、「みかんていいな」法を用いると効果的だそうです。
「み」…見たり聞いたりした客観的な事実を伝える
「かん」…感じたことなど、主観的な気持ちを交えて伝える
「てい」…焦点を合わせて、具体的に提案する
「いな」…否定されたときのために、予め代わりの案をいくつか考えておく
このようにすると、一方的な主張にならず相手の立場を尊重しながら、自分の意見を伝えやすくなるでしょう。
自分の意見を無理なく伝える観点から、経済評論家の勝間和代さんは、「アサーティブ」を「上手にわがままになれ」と意訳なさっています(「勝間和代・上大岡トメの目うろこコトバ」朝日新書 2010年)。
コミュニケーションが上手な人は、アサーティブという言葉をご存知なくても、経験的にアサーティブになっておられるのではないでしょうか。