前川孝雄さんが著された「『仕事を続けられる人』と『仕事を失う人』の習慣」(明日香出版社 2018年)によると、こういう習慣が述べられています。
職場での課題解決を目的として研修・セミナーに臨めば、問題意識がはっきりしているので、
振り返ってみると、僕はゲームを取り入れた研修運営を模索していたときに、たまたま研修に参加し「ミル・ウォーリー」という研修ゲームを受講することができました。
教訓もあり簡単で楽しい研修ゲームだったため、「ミル・ウォーリー」のことを本で調べました。実際、僕が運営した研修の中で、「ミル・ウォーリー」を採用したことが幾度かありました。
「ミル・ウォーリー」を採用したことは、研修を作戦会議としてとらえ実行した一例になるでしょう。
読書もまた、作戦会議となる場合があると、僕は思います。
ボブ・コンクリン著「人間の魅力」(創元社 1973年)*1を読んで、熱意を込めて職務に取り組むことや交渉術などを、不完全ながらも実践しました。この本を読むことも作戦会議と言えましょう。
しかし、研修・セミナーあるいは読書のすべてが作戦会議になるとも言えないでしょう。
僕は、「歴史探偵」や「100分 de 名著」というテレビ番組を見たり、出口治明さんが著された歴史や哲学・宗教に関する本を読んだりします。これらのテレビ番組や本の知識は、「作戦会議」と言うより「教養を身につける」と言うほうが適切でしょう。教養は、今は実践に向かないが、チャンスが到来すれば「知恵」として生きるものです。
研修・セミナーにしろ、読書にしろ、問題意識あるいは目的を持って取り組むことが大切なのではないでしょうか。