コミュニケーションの方法には、「バーバルコミュニケーション」と「ノンバーバルコミュニケーション」の二つがあります。バーバルコミュニケーションは、言葉のみによって自分の考えや情報を相手に伝える方法です。これに対し、ノンバーバルコミュニケーションは、顔の表情や声のトーン、身体の動作などで相手に伝達する方法です。
ご存知かと思いますが、メラビアンの法則と言われるものがあります。
この法則によると、コミュニケーションでの影響度合いは次のとおりです。
- 見た目、表情、動作などの視覚情報:55%
- 声の大きさ、声の質、話し方などの聴覚情報:38%
- 言葉の意味である言語情報:7%
よって、バーバルコミュニケーション(言語情報)の影響度合いは7%と言うことになります。
比率的には異なりますが、冨田賢(さとし)さんは「世界のエリートが教えるちょっとした仕事の心がけ」(マイナビ新書 2015年)の中で、場の雰囲気の重要性を述べています。
「雰囲気8割、内容2割」と思って、プレゼンテーションや営業、イベント運営をすることが大切です。
これは、成功者たちが過去に失敗した経験則だそうです。
プレゼンテーションなどの中身(内容)はもちろん大切なのですが、それ以上に場の雰囲気に気を配り良い印象を与えることが大切だと、冨田さんは語っています。
以上のように、場の雰囲気は先方に強い印象を与えることになりますので、ノンバーバルコミュニケーションの面でも工夫し準備しましょう。