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「敬老の日」はどういうお祝いをすればよいのでしょうか?

国民の祝日に関する法律第2条によると、敬老の日は「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う」ことを趣旨としています。ただし、お祝いの対象となる年齢には定めがありません。

我が家では、敬老の日にお祝いをしたことがありません。その代わり、母の日や父の日には子供たちがお祝いをしてくれます。

母の日には日頃の感謝の気持を込めて、カーネーションや美しい花をプレゼントしてくれます。父の日は母の日の翌月にあるためやむを得ず、ビールや焼酎を贈ってくれます。

 

出口治明さんは、著書「還暦からの底力」(講談社現代新書 2020年)の中で、敬老の日について批判的に述べています。

極論ですが、「敬老の日」などやめてしまえと思っています。

あるいは、「敬老の日」を本当に活かしたいならば、その趣旨を

「高齢者が次の世代を健全に育成するために、何ができるかを考える」

に変更する必要があると思っておられます。

高度成長期には、若者10人以上で1人の高齢者を支えていました。しかし今は、騎馬戦(3人で1人を支える)がこわれはじめて、肩車(1人で1人を支える)に向かいつつあります。

従来の「ヤング・サポーティング・オールド」(若者が高齢者を支える)の体制は維持できなくなってきました。「オール・サポーティング・オール」にパラダイムシフトし、社会全体で実効性のある社会保障の体制にしなければならないと、著者は述べています。

さらに、「オール・サポーティング・オール」への変更には、消費税とマイナンバーで回す社会にする必要があるとしています。

所得税中心では、所得の多い若者に負担が集中します。消費税中心ならば、働いている人も働いていない人も、みんなで社会を支えることができます。

また、マイナンバーを整備することによって、所得や資産を把握でき、本当に必要とする人に社会が支援することができます。

 

今年、また孫が一人生まれました。うれしい反面、不安もあります。子や孫の世代も幸せな人生を送れるのかと。

敬老の日を控えて、僕は次の世代に何ができるかと、問題意識を強くしました。

 

coco02hibi9.hateblo.jp

 

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