思考力
水野敬也さんの著書「夢をかなえるゾウ」(飛鳥新社 文庫版 2011年)によると、 [ガネーシャの課題] 誰か一人のいいところを見つけてホメる という自己啓発の訓練があります。 「人の悪いところ」を見つけるのは比較的簡単ですが、「人のいいところ」を見…
サラリーマン時代、僕は、目標を達成できなかった理由にこんなことを述べてしまった経験があります。 景気が悪く、地合いが悪かった 営業日数が短かった いずれも当初の計画段階からわかっていることですから、答えになっていません。 本当の理由は、僕の努…
デール・カーネギーさんが著した「道は開ける」(創元社 文庫版 2016年)という本は、悩みの克服方法について多くのエピソードが綴られています。この本は、僕の自己管理の手引書になっています。 こういう言葉が記されています。 過去と未来を鉄の扉で閉ざ…
松下幸之助さんは、「道をひらく」(PHP研究所 1968年)の中で次のように述べておられます。 この素直な心 自然な心のなかにこそ 物事のありのままの姿 真実をつかむ 偉大な力がある ところが、人間にはなかなか素直になれない性質があります。 出口治明…
外山滋比古さんが著された「思考の整理学」(ちくま文庫 1986年)に次のような話が記されています。 その昔、中国に欧陽修(おうようしゅう)という人が、文章を作るときに、すぐれた考えがよく浮かぶ三つの場所として、馬上、枕上(ちんじょう)、厠上(し…
悩ましい問題は、大なり小なり、毎日のように発生します。とくに、管理職であれば、悩ましい問題は何でも、上司に相談するというわけにはいかないでしょう。 問題解決の本は多数、市販されており、僕も勉強させてもらいました。 僕の場合、デール・カーネギ…
グライダー能力と飛行機能力について、外山滋比古さんは次のように述べています(「思考の整理学」 ちくま文庫 1986年)。 人間には、グライダー能力と飛行機能力とがある。受動的に知識を得るのが前者、自分でものごとを発明、発見するのが後者である。両者…
P.F.ドラッカー著「プロフェッショナルの条件」(ダイヤモンド社 2000年)によると、著者は若い頃に、古代ギリシャの彫刻家フェイディアスの物語を読みました。フェイディアスが、アテネのパルテノン神殿の屋根に立つ彫像を作った話です。完成した彫像を…
学生時代、「合ハイ」というイベントに一度だけ参加しました。合ハイは、今も存在するのかどうか知りませんが、女子大学生のグループと合同でハイキングを楽しむものでした。野山を歩いたり、野外でゲームをしたりしました。 ところが、僕は口下手で、自分の…
僕は転職を繰り返し、そのたびに苦労してきたので、「運が悪い人間です」と人に言います。それを聞いた方は、なるほど茨の道を歩いて来られたのだねと、思ってくださいます。 しかし見方を変えると、「運がいい」と感謝しています。神様や仏様が守ってくださ…
僕は、定型的な仕事を行う時にものすごく神経質になります。書類を封筒に入れる作業とか、数字を入力する作業とかです。老眼に近視、乱視が混ざっているからでしょうか。 逆に、交渉事、文書の作成、プレゼンテーションなどの非定型的な仕事は、失敗に対する…