仕事力

心に響く自己啓発

チャンスをものにするためには

出口治明さんは1948年に生まれ、日本生命で長年ご活躍され、2008年ライフネット生命を設立され、2018年立命館アジア太平洋大学の学長に就任されました。まさに還暦で創業、古希で学長です。日本生命でも海外現地法人社長や本社部長を務められました。どうやって彼は、幾多のチャンスをものにされたのでしょうか。

その要因の一つとして、「人(人と会う)・本(本を読む)・旅(旅に出る)」を彼の習慣としていることが考えられます。多くの初対面の人と会う。1万冊以上の本を読む。国内、海外問わず旅に出る。そうした努力によって、チャンスにめぐり逢い、また、そのチャンスに活かせる仕事力を身につけられたものと思います。

「人・本・旅」は実践しているよと言う方も多いと思いますが、その幅広さ、奥行きが普通の人より一枚も二枚も上を行っておられます。

普通の人はチャンスをものにできないと言うわけではなく、ものにできるチャンスが出口さんと比べると、小さいと言えましょう。より大きなチャンスをつかみたいなら、「人・本・旅」を中心とした努力を怠らないことです。

また、これはチャンスだと捉えられるかどうかの目利きも必要です。見極める目を養うのにも努力が必要です。努力なくしてチャンスなしです。

チャンスはいつ訪れるか、わかりません。しかし、そのチャンスをしっかり活かすために日頃の準備が必要です。チャンスに恵まれない時こそ、チャンスに備えることです。より大きなチャンスをものにするため、長期的に焦らずコツコツ努力を積み重ねることが大切だと、僕は思います。